過去ログ - 「私が欲しかった物ってなにかしらね」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/29(日) 23:09:32.02 ID:cHQqhBY10
どォしてこォなっちまったンだろうな。
自分が少し前までいた研究所を後にしながら考える。
能力の強化実験を行っていた場所だった。
しかし、結局望む結果は得られず能力の暴走という形で終わった。

「無理だって事かよ」

level5の第一位、一方通行という能力名をそのまま使いながら俺は日々を過ごしていた、
第一位というのはよほど価値があるのかほぼ毎日違う研究所を渡り歩いている。
先ほどのような強化実験や能力を平和的に利用するための実験など
例を挙げればキリがないのだが一つとして成功したものはない。

「それなら、もォこンな力なんていらないンだけどなァ」

幼少期、能力開発を受けてから周りは俺を膿みものみたいな目で見るようになった。
確かに髪は白くなり、目は赤くなったので仕方が無いといえば仕方が無いのだが。
まもなく俺は特別クラスへ移され一人だけで授業を受ける事になった。

「結局、俺が欲しいものは手に入らねェな」

胸にある考えを抱きながら家へと戻る。
何故か歩くスピードは遅くなっている気がした。


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