35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/06/05(日) 00:17:29.04 ID:KJPZSR2AO
そう真坂木が言葉を切ったと思ったら、はやてはいつの間にか白い靄の立ち込めた広い空間にいた。
「時間は取りませんので、こちらでお話を聞いて下さい。」
「へっ?えっ?」
突然のことに理解が追い付かず、はやては戸惑いながら周りを見た。
すると真坂木が再び、はやてに顔を近付けてきた。
「うぇっ!?」
「大丈夫です。この空間は貴女が本来いた場所とは関係の無い場所…」
「従って、時間とも、無関係!」
驚いたはやてを無視して語り出したかと思うと、今度は大袈裟な仕草をした。
翻弄されま喋れないでいるはやてを尻目に真坂木は話し始めた。
「先日、極東金融街において、アントレプレナーの欠員が出来ました。」
「貴女は補充要員として無作為抽出されたのですよ。」
そこまで言うと、はやてを見てニッと口角を上げた。
「八神はやてさん10歳。私立聖祥大附属小学校、本来は四年生相当ですが患っている持病のため休学中、現在三年生。間違いありませんね?」
「あ、あぁ。」
突然返答を求められて、呆然と聞いていたはやては勢いで肯定してしまった。
「金融街は基本的に誰に対しても開かれています。未成年だろうがなんだろうが、関係はございません。」
「最初は少し驚かれるかもしれませんが、怖がる必要なんて無いですよ。」
「すぐに慣れますから。」
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