過去ログ - はやて「みだす…銀行?」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/06/05(日) 17:02:50.77 ID:KJPZSR2AO
真坂木が身を乗り出してはやての目前にカードを突き出していた。

カードを見たはやての瞳が、黒目から金色の目に変わった。
カードも幾何学模様を浮かび上がらせて光っている。

『これは金融街への招待状です。受け取った者はあの場所へ行く権利が与えられます。』

カードから目が離せないはやて。
まるでカードに吸い寄せられるような感覚に、息が荒くなる。

『どこのATMでも現金の引き出しは自由。』

段々と、フィルターを取り払われるように真坂木のくぐもっていた声が鮮明に聞こえてきた。
それに反比例してはやての意識が不明瞭になっていく。

『ただし、貴女の将来を担保にさせていただく…』

「さあ…」

真坂木の声がくぐもりが完全に無くなった直後、はやては自分の意識がどこかに飛んでいくような感覚がした。





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