過去ログ - ほむら「幸せになりたい」
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154: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:32:05.02 ID:XBY08Lq5o

「ごめんね、面倒かけて」

「気をつけてどうにかなるもんじゃなし、別にいいよ」

以下略



155: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:33:09.65 ID:XBY08Lq5o

ほむらの言っていたことが本当なら、魔法少女にとっての終着点は死ですらない。
魔女になって、殺されて、グリーフシードに戻って、また孵化して、を繰り返すのではないだろうか。
あまりにも。
こうして喋っていられる彼女を見ているのが、辛かった。
以下略



156: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:33:57.90 ID:XBY08Lq5o
**********************************************
[お菓子の魔女 シャルロッテ]
  お菓子の魔女。
  その性質は執着。
  欲しいものは、全部。絶対に諦めない。
以下略



157: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:35:04.22 ID:XBY08Lq5o

「なら、時間停止は補助に使う。 私は牽制と緊急回避のため遊撃に徹する。
 急に視界が変わっても、驚かずその場の状況に上手く対処して欲しい」

「……ええ。 よく心に留めておくわ」
以下略



158: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:36:05.39 ID:XBY08Lq5o
「っ」

刹那に距離は詰まる。
幾度も見てきたそれより遥かに、速く、迅く、鋭く。
反応が間に合ったのは全くの奇跡だった。
以下略



159: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:37:03.43 ID:XBY08Lq5o

その勢いはまさに怒涛。
伸縮により速度を得るシャルロッテは、しかし溜めを要さずにトップスピードへ乗る。
いかに杏子が機動性に優れていても、手に余っていた。

以下略



160: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:38:05.41 ID:XBY08Lq5o

(…………佐倉さん、手伝ってくれるかしら)

(…………仕方ねえな)

以下略



161: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:39:02.29 ID:XBY08Lq5o

すると、視界の隅に。

巨大な砲身を生み出してシャルロッテを狙う巴マミと。

以下略



162: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:40:30.27 ID:XBY08Lq5o

「あ、あ」

信じられない光景に、全ての動きを止める私。
ただ眼が伝える刺激的なオブジェを、私の脳は唯々諾々と画像に変換する。
以下略



163: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:42:04.17 ID:XBY08Lq5o

何とか目の前の状況を理解しようとする私に、さらに追い討ちのように。

「あー…………ダメだ」

以下略



164: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:42:46.31 ID:XBY08Lq5o
軽快に言葉を交わす皆から目を離し、ふと目線を上にやる。
そこにあるのは、いつも通りの空。
思ったより時間が経過していたのか、茜色がわずかに混じり始めていた。

そして感じる。
以下略



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