81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga sage]
2011/06/13(月) 00:42:42.84 ID:A4OzF5fSo
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今日聞かされたことは、どれもこれも訳が分からないほど非現実的だった。
この世には魔女とか魔獣とか魔物だとかっていう人を食う化け物が居て、それと戦うのが魔法少女?
そんでまどかの魔法少女としての素質がすっごく強くて、それに化け物どもが吸い寄せられていて?
どれもこれも、普通とても信じられない。
けれど、あたしたちは実際にその魔物とやらに襲われた。
あとちょっとで死ぬ所だった。
その現実が、どうしてもあたしに逃避をさせてくれない。
「なんだってのさ、もう」
そしてその現実が、あたしに一つの選択肢を与えている。
願い。
魔法少女になることで、引き換えに与えられる可能性。
あたしにとっての願いはきっと、恭介の腕を治すこと。
それだけじゃない。
まどかが、いつの間にか命の危険に晒されているなんて。
ここで動かないあたしを、あたしは許すことが出来るのか。
しかし。
あの戦いは文字通り命懸けで、彼女たちもまた死を覚悟して戦っていた。
自分にその覚悟が出来るのか。
そう自信に問いかけていると、窓から客が訪れた。
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