過去ログ - 観測者のメランコリー
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13: ◆rVDRt1VsVI[saga sage]
2011/06/09(木) 17:23:03.90 ID:58E1B54qo
「あ……あの……その……」

俺の視線にそいつはモジモジと視線を泳がせ、上着の裾を引っ張っている。
その仕草は10人の男に聞けば9人が「いじめたい!」と思うだろう。
今の俺はそういう意味で視線を向けているわけではないのだがな。

「ちょっとキョン……おい……こら、HENTAI!」

「ぐおぅっ!?」

どうやらよほど視線を奪われていたらしく、背後に迫るハルヒの存在にも全く気付けなかった。
軽く締め上げられる形となった喉からひゅうと小さく音が漏れる。

「あんた……そういう趣味があったわけ?」

ハルヒの口調が、少し咎めるようなものに変わっているのに気付いた。
まぁ確かに不躾な視線を向けていたのは事実だが、なによりハルヒはこの少女のことを知っているようだ。
それについて聞いておくとしよう。

「そういう、というのがどういう趣味なのか気になるが……こいつはいったい誰だ?」


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