過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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◆NqJArk5IVdBU
[saga]
2011/07/04(月) 21:00:12.02 ID:sQTKwEORo
深夜の公園。
ほむらは噴水に腰掛け、エイミーをあやしている。
マミ「つけられてるのを分かってて、わざとこんな場所に来たの? 恐れ入るわね」
暗がりから、またもマミが現れる。
ほむら「あなた一体どういうつもりなの?」
マミ「あなたの事を調べる必要がある。そう思ったのよ。
今度はキュゥべえも置いてきた。じっくり話がしたいわ」
ほむら「どうだか」
エイミーの顎を擽っていた手を止めて、立ち上がる。エイミーは指示されたかのように、
ほむらから離れ、公園の隅で座り込んだ。
ほむら「あなたは置いてきたつもりでも、あいつはあなた以上に気配を殺すのが上手いわ。
当てにならない。それに、あなたも結局、キュゥべえに何か吹き込まれてるでしょう」
マミ「そうね。でも、私は納得して行動してるわよ。
聞きたい事は沢山ある。あなたの目的は何? もう一人の魔法少女はどこ?
もし、おかしな事を企んでるなら」
ほむら「力ずくで聞き出すのかしら」
マミ「そうよ」
空気が張り詰める。だが、人の近付く気配を感じ、二人は出した手を引っ込める。
新たに現れたのも、また、魔法少女だった。
杏子「おーおー、待ちなよ」
マミ「佐倉さん?」
杏子「そいつが噂のイレギュラーかい? マミ、無理やり吐かせるつもりなら、あたしにやらせなよ。
そういうのは、あたしが得意だからさ」
杏子は不敵な笑みを浮かべる。
ほむら「あなたもキュゥべえに唆されたのね」
杏子「ふん、あんなのは関係ない。あたしはあんたに用があるのさ」
ほむら「用?」
返事代わりに槍をくれてやる。杏子がそう思った矢先、マミのリボンが飛んだ。
普通の人間なら反応も出来ない速度で拘束する、巴マミのリボン。
杏子まで含めて、完全に不意を打つタイミングで放たれたそれは、ほむら目掛けて飛び掛り、
彼女をぐるぐる巻きに拘束する、かと思われた。
しかし、ほむらは一瞬早く動いて、回避していた。
杏子「オイオイ、どんな奇跡だぁ? こりゃあ」
矢継ぎ早にマミのリボンが飛び交い、ほむらを狙う。
先を越された杏子は見物を決め込む事にした。ポッキーを口にくわえ、頭の後ろで手を組む。
ポッキーを三分の一ほど齧った辺りで、杏子は唖然として、口から落としそうになる。
ほむらは反撃もせずに、ひたすらリボンをかわし続けていた。
杏子からすればトロくさいとしか言えない動きで、それでも何故か捕まらない。
マミがリボンの動きを加速させつつ、マスケット銃を構え、ほむらの足元に撃ち込む。
弾痕から飛び出すリボン。同時に、銃をほむらに直接照準して発射する。銃弾が空中でほどけて、
投げ網の形を作る。
いよいよ逃げ場が無くなった瞬間、ほむらの姿が消えた。
マミの視界を何かが遮る。ほむらのかざした手がマミの眼前を覆っていた。
マミは身をすくめて、目を閉じる。
額に痛みを感じ、後ずさる。
おそるおそる目を開けると、ほむらの手は相変わらず空だった。額を触るも、外傷は無い。
でこピンをされたらしい事に気付いて、肩を落とす。
マミ「あなたの勝ちね」
ほむら「別に私はあなたと戦いたいわけじゃない」
杏子「てめぇ、何者だ」
杏子が顔を顰める。
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