16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:18:30.89 ID:vr2e7Tnk0
梓は目を疑った。
目の前で、怪物がファイズに変身したのだから。
苺「あれ?後輩ちゃんさあ、もしかしてファイズが正義のヒーローか何かだとか思ってた?」
唖然とする梓に向けて、ファイズとなった苺は愉快そうに言う。
苺「違うんだなー、それが。これは元々、私達オルフェノクの為のツールなんだよ。
だから、ホントは律が変身出来たのがイレギュラーな事態な訳。これはあなたからすれば、そうね、悪の殺戮兵器かしら?」
苺はさも愉快そうにキッパリと言い放ち、梓の絶望した表情を見て爆笑した。
彼女はオルフェノクになって、何かが吹っ切れてしまったようだ。今や人間だった頃の面影もない。
律「苺、お前そんなキャラだったのか」
律が苦々しい顔で吐き捨てる。
苺「うん、そうみたい。オルフェノクっていいわよ?だって気に入らない人間は殺せばいいんだもん!アッハハハハ!!」
苺は、人間らしい感情の一切を持ち合わせていないらしかった。
苺「でも駄目、律と後輩ちゃんはオルフェノクにしてあげない。
だって、ムカつくもん。アッハハハハハハハハハハ!!!!」
律「……そんな醜い姿、こっちから願い下げだぜ」
律は憎々しげにそう言って、そばにいた梓の方を向いた。
律「ごめんな梓、私には無理だったわ。
せめて、お前だけでも逃げてくれ」
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