過去ログ - 梓「これが……ベルトの力……」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:51:18.45 ID:vr2e7Tnk0
翌日、梓は久しぶりに見た校門前で一つ深呼吸し、教室へ向かった。

憂「梓ちゃん!良かったあ、また一緒に過ごせて、良かったよぉ……」

純「へっ、どーせただのサボりだろうと思ってたよ!」

憂は涙ぐみ、純は憎まれ口を叩きながらも出迎えてくれた。

梓「う、憂ったら、泣くほどじゃないよ!ただちょっと疲れが溜まってただけで……」

憂「でもね、なんか……嘘みたいだけど、梓ちゃんが入院した日の放課後ね、何故かもう梓ちゃんに会えないような気がしたの……
それで、次の日梓ちゃんが入院したって聞いて……わたし、もう駄目かと思っちゃって……」

憂はぐずつきながら、梓の袖をギュッと握った。

憂の鋭い勘に感心していると、純がムスッとした顔で憂に抱き着いた。

純「っちゅーか、憂は心配しすぎ。こんなサボり魔の為に泣いてやる事ないって」

しかし梓は知っている。純も、梓が寝ている時に見舞いにきてくれていた事を。
そして、彼女は涙を堪えて上擦った声でこう言ったのだ。

梓「絶対戻ってこいよ、馬鹿梓……」

純「んなっ!?あ、梓!?」

梓「泣きそうな声で心配してくれたのは憂だけじゃなかったけどなー?」

純は耳の先まで真っ赤になり、慌てて教室を出て行った。

純「っるせー!」

梓「ちょっと、どこ行くの!?」

憂「……ふふ、素直じゃないね、純ちゃんは」


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