6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:49:04.91 ID:vr2e7Tnk0
正直なところ、梓は全く気乗りしなかったが、あまりにも二人が急かすので仕方なくケースを取り出した。
唯「おお、これが!」
律「へえ、思ってたよりカッコイイじゃんか!」
中の道具類を見て、唯と律はキャッキャと騒いでいる。
一方、澪と紬は説明書を取って目を通していた。
澪「携帯電話でスーツ装着、ポインターでキック……これは……」
紬「……これが事実とは思えないわね、澪ちゃん」
澪「……ああ、まあ玩具だろうな」
実にまともな感想を述べる二人に、梓は何となくホッとしたような感覚を覚えた。
何となく、これが本当に何かの兵器の様な錯覚を覚えていたのだ。
もちろん心底そう思っていたのではなく、小さな小さな疑念のような考えだが。
紬「……ねえ梓ちゃん、これ、試してみたの?」
紬が真面目な顔で尋ねてきた。
実に珍しい、と思いながら梓が首を横に振ると、紬は真面目な顔のまま俯き、何か考え始めた。
唯「あずにゃん見て見てー!」
梓と澪が考え事をしている紬を見ていると、唯がベルトを腰に巻いて寄ってきた。
梓「ゆ、唯先輩!?何やってるんですか!!」
唯はベルトを巻いたまま嬉しそうに跳びはねている。
唯「似合う?似合う?」
梓「勝手に巻いちゃだめですよ!すぐ外して下さい!」
唯「えー、いいじゃーん」
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