46: ◆F/bQYgopwk[sage]
2011/06/22(水) 22:19:47.21 ID:B8ri+1Zi0
「ところで…、なぜそんなことをお聞きになるのですの?」
ルームメイトの問いかけに、美琴は暫く何かを考えてからばつが悪そうに微笑む。
「あー…。なんかさ、私って子供の頃に遊んだ記憶ってそのくらいしかないのよねー。しかも誰と遊んだのか覚えてないし」アハハ
「お姉様…」
「つくづく、私って能力開発に力入れてたんだなあって…。まあでも、そのおかげで超能力者になれたんだけど」
「そうですの!そんな努力を惜しまなかったことで今のお姉様があるのですの!恥じることなんてないですの!」
「別に恥ずかしいなんて思ってないわよ。…でも、なんか急に、私って友達いないなあって考えちゃって…」ショボン
「わ、わたくしは、お姉様のお友達というよりもむしろ親友的なポジションにいると自負しておりますのに!」
ルームメイトの眼差しに怪しい色が宿ったのを美琴は見落とさなかった。すぐさま防衛体制を整える。
「あー…、ありがと」
「いえ、むしろ親友というよりも相棒、相棒というよりも恋人といった立場でもぜんぜん構いませんですの!!」ハアハア
ルームメイトの眼差しに怪しい色が宿ったのを美琴は見落とさなかった。すぐさま防衛体制を整える。
「お・ね・え・さ・まあああああん〜」ガバッ
「目を覚ましなさい馬鹿」ビリビリ
「あああああんっ、愛の鞭ぃぃん」バタッ
「まったく…」ハァ
どことなく幸せそうに気絶しているルームメイトを見て、美琴は小さく呟いた。
「…ありがとね、黒子」
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