過去ログ - 嘘つきみーちゃんと壊れたまーくん
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/20(月) 20:09:18.76 ID:NqDaqUcw0
インデックスの食べっぷりは驚異的だった。私と彼が1人前のラーメンを半分ほど食べた頃には彼女はもう残りの28杯ラーメンを食べ終えていた。あろうことか分けてほしそうな目でこちらをうかがっている。与えたのならば仲間に加わって一緒に魔物と戦ってくれそうな勢いである。
余りの暴食ぶりに見ているだけでお腹がいっぱいになってしまった私は残りをインデックスにあげる。彼女はとても喜んだ。なんだろう、ペットに餌付けしているようで愛らしい。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/20(月) 20:11:38.30 ID:NqDaqUcw0
「それもそうだけどみーちゃんをみーちゃんって呼んでいいのはまーくんだけなのです」
「とうま、気持ちが悪いんだよ」
「すみません。インデックス。ならば私のことは『御坂』と読んでください。」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/20(月) 20:12:47.62 ID:NqDaqUcw0
次の日の朝、誰かが料理を作っている音で目が覚めた。
隣では修道服の少女が幸せそうな表情で寝息をたてている。食べ物の夢でも見ているのであろう。おそらく合っているだろう。
身体を起こしキッチンを見やると彼が手際よく何かをつくっているのが分かった。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/20(月) 20:14:21.44 ID:NqDaqUcw0
みさか、暇なんだよー」
「私も、です」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/20(月) 20:16:09.85 ID:NqDaqUcw0
にゃあ、という声が聞こえた。声の方をみると小さな三毛猫がダンボールの中に入っている。インデックスが猫の方へ駆け寄り、抱き上げる。
「とっても可愛いんだよ! みさかも見て!」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]
2011/06/21(火) 16:11:16.69 ID:Qk50o1rAO
スフィンクス放置wwww
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/22(水) 18:30:53.81 ID:7ErNcv0Z0
寮に着いた私達は夕食の仕度をしていた。
二人で作っているのだが一向に調理が始まらない。
というのも私が切り揃えた食材をインデックスが片っ端から食べ尽くす、という摩訶不思議な共同作業?を行っているためである。
もはやつまみ食いのレベルではない。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/22(水) 18:33:38.71 ID:7ErNcv0Z0
「ただいま! みーちゃん! 見て見て!!」
お帰りなさい。と言いきる前に彼は私の元へ駆け寄ってきて両腕を私に突き出してきた。手には先程見かけた三毛猫抱えている。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/22(水) 18:35:55.82 ID:7ErNcv0Z0
楽しそうにはしゃぐインデックス。
しばらく遊んでいるとインデックスは急に動きを止め、私の方を申し訳なさそうに見てきた。
でも、とインデックスは私を見つめる。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/22(水) 18:46:57.09 ID:7ErNcv0Z0
にしし、と悪戯をしようと企む子供のような笑顔で私を見つめてくる彼。
確かに、彼の右手が私に触れているのなら私はこの仔猫に触っても怖がらせることはないかもしれない。
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