過去ログ - 一夏「なんでお前が?」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:10:46.95 ID:3t8PjP0Y0
「・・・・・・で?」
そしてその第一歩で躓いてしまったのかもしれない。

教壇には副担任の山田先生(可愛い)と中学時代からの悪友、織斑一夏の姉にして担任。織斑千冬さん(恐ろしい)が立っている。
さきほど言葉を発したのはもちろん千冬さんのほうだ、あの山田先生(可愛い)の可愛い外見からあんな刃物のような鋭さと冷たさを纏った言葉が出てくるものか。

「な、なんでしょうか?千、織斑先生」
「先ほどの織斑の自己紹介の際に私がなにをしたか覚えているな。それを覚えていながら同じようなことを繰り返すというなら、覚悟は出来ているな?」
自然体でいたゆえか、友人と名前以外全く同じ自己紹介をしてしまったようだ。友よ今日ほどお前と気が合うことを憎んだことはないぞ。
千冬さんはいつの間にか俺の前に近寄り軽くこぶしを振り上げている。ゆっくりに見えるのは「死の直前には・・・」云々ではないことを祈る。
友人こと、織斑一夏にアイコンタクトで助けを求めるが一夏はなにを思ったか親指をぐっと、突き上げてサムズアップをしていやがった。

そういえば一夏の時には俺があいつのアイコンタクトを気づかぬふりをして無視していたっけ。
今なら一夏の心が手に取るようにわかる。奴は『ざまあみろ』と思っているのだろう。

俺は最後にアイコンタクトで一夏に伝えた。
『脳細胞って頭叩かれると五千個くらい死ぬらしいぜ』




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