368:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/24(水) 21:21:32.17 ID:zH+GMZFRo
―ポレポレ Side:ほむら―
「なあ、ほむらちゃん、本当のことを話してくれないか?」
いきなり、名護啓介がそう言ってきた。
「何のことかしら?」
名護の言いたいこともわかる。
自分の能力を時間遡行と知っているのは名護だけだ。
つまり、自分の能力も願いもすべて打ち明けろ。そう言いたいのだ。
「君が何を背負って戦っているかは知らない」
「そう。それならそれでいいじゃない」
もちろん、話す気など全くない。
もう、誰にも頼らない。
そう決めた時からずっとそうしてきた。
自分が話したところで誰も自分の言っていることを信じない。
協力しているのは、あくまでワルプルギスの夜を倒すための戦力の確保。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
「以前俺は、いや俺達は言った。魔法少女を救ってみせる、と」
なぜこの男はこうまでしてこちらに踏み入ろうとするのか、ほむらには理解できなかった。
「その中にはマミちゃん、杏子ちゃんはもちろん、君も入ってるんだ」
「私はそんなことは頼んでいないのだけれど」
頼んでもいないことを押し付けるな。
こっちにはこっちの事情がある。
何も知らない第3者に介入されてはたまったものではない。
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