41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 12:17:15.25 ID:8OnljcsQ0
「砂糖、おおめにね」
「了解」
目を閉じれば、他の四感が敏感になるとは真だ。
閉ざされた視界に心休まる空間が生み出される。
茶葉がポットに入れられる音。
沸騰するお湯のゆげ。
溢れ出るほのか香り。
小皿に砂糖がコトリと置かれる。
カチャリ、とカップとお皿が少しだけ擦れた合図が聞こえれば。
「お待たせしました」
そこに、梅雨明け前の喜びと憂鬱を忘れさせてくれる、魔法の一杯が現れるのだ。
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