過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:24:22.05 ID:iNmol0qk0
「へ〜、温度ねえ……それだけか、安心したぜ」

律がにやりと笑う。

「じゃ、これで終わりだな。くらいな!!」

律は足元にあった砂利を掴み取ると、和と純の足をめがけて高速で投げつけようと振りかぶる。

「――まずいわ、純、爆発させて!」

「は、はい!」

純が地面を爆発させると、和は温度差を利用した逆風を起こし、巻き上がった粉塵を律に向かって吹きつける。
しかし、律が放った砂利は銃弾のように加速されているため、逆風や粉塵では完全に防ぐことはできない。

「うっ!!」

「いったぁーっ!!」

和と純の足に鋭い痛みが走る。とっさの防御策のおかげで威力は軽減されていたため、一撃で歩けなくなることは免れた。

「ありゃ、防がれたか……ま、次でおしまいだ。ふう、なんとかなったな……」

一時は劣勢に立たされていた律が安堵する。


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