過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:25:53.52 ID:iNmol0qk0
その隙に、和は純に小声で話しかける。

「くっ……次撃たれたらまずいわね。純、Mioを狙って。
どうも、向こうは私たちを殺さずに捕まえようとしているみたいだわ。なら、さっきの戦闘からして、Mioはあの強力な能力を使えないはず」

和は律たちの思惑を、弱点を見破っていた。

「いたたた……わかりました。はあ、まさか憧れのMioに攻撃することになるなんて……」

純が前に出て、右手を高く掲げる。

「――くらえっ、私の『炭素粉刃(アダマントブレード)』!!」

すると、純の周囲に無数の小さなダイヤモンドの結晶が出現した。その結晶は、先がとがっていて、小さな刃のようになっている。
純が手を振り下ろすと、きらめく無数の刃が澪に向かって発射される。

「!? 澪っ!!」

「――えっ?」

攻撃の矛先が澪だとわかった律は、すぐさま高速移動して澪をかばい、ダイヤモンドの刃を受ける。

「いってええええっ!!」

「り、律っ!?」

普段なら刃物で切りつけられても効かない律が、痛みを訴える。
足をくじいたことに始まり、ダメージを受け続けてきた律の能力の精度が落ちてきていた。

「もういっちょ〜!!」

純は周囲の地面を爆発させる。再び右手を掲げると、ダイヤモンドの刃が出現し、澪に向けて発射された。
澪ばかりを狙われては、律は身動きがとれない。痛みに耐え、刃を受け続ける。


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