過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:47:11.53 ID:iNmol0qk0
「何事だ!?」

爆発音を聞きつけた他の研究員たちが集まってくる。
めちゃくちゃに破壊された実験室と、倒れている同僚を見て、驚愕の表情を浮かべる。

「な……こいつ、こんなに強力な能力を隠してやがったのか……捕まえるぞ!」

「いやあぁぁぁぁぁぁ!!!」

再び唯が激しくギターをかき鳴らすと、今度はあらゆる方向に黒いレーザーが発射される。
レーザーはいとも簡単に壁、天井、床を、そして数名の研究員を貫いた。

「くそっ……対能力者用の装備を持って来い!」

研究員たちが一旦退く。
その隙に、唯は壁に空いた小さな穴から外へと逃げ出した。

「はあ、はあ……おうちに、かえらなきゃ」

しかし、周りの光景に見覚えがない。
どうやら、いつも通っているところとは別の研究所に連れてこられたようだ。

「ここは…どこ!?」

そうこうしてるうちに、壁の穴が爆破され、駆動鎧に身を包んだ研究員たちが外へと出てくる。

「見つけたぞ……待ちやがれ!」

「ひっ……!」

唯は道もわからないまま、ギターを弾きながらがむしゃらに駆け出す。
後方へと発射される光弾が、駆動鎧の進路を妨害する。

「くそっ、てこずらせやがって!」

唯は建物の隙間の細い道へと駆け込んだ。駆動鎧が一体ぎりぎり通れる程度の幅である。
それでもなお駆動鎧が追跡してくるが、唯が発射した光弾が建物の壁を破壊し、瓦礫が進路を塞いだ。

「ちっ……そう遠くまでは逃げられまい、回り込んで探せ!」

駆動鎧たちは思い思いの方向へと四散していった。


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