過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 12:47:50.33 ID:iNmol0qk0



そしてさらに数日が過ぎ、紬の作った曲が披露される。
二曲とも、歌詞が描く世界にマッチしていて好評を得たものの、
はりきりすぎてしまったためか難易度が高く、今まで以上の練習が必要だった。

しかし、仕事をあっさりと片付けてしまう彼女たちには時間が豊富にあり、
一月もすれば、外に出しても問題ないレベルにまで仕上がった。

そして、ついに琴吹グループのレコード会社へとデモ音源を提出。
今日は、その合否が帰ってくる日。
午前中の仕事を神速で片付けた一同は、アジトにて紬に電話がかかってくるのを今か今かと待っていた。

「どきどき……緊張するねえ」

「なあ、大丈夫だよな……律?」

「はは、こればっかりはわかんないな〜、こんなの初めてだし……」

暗部の仕事に対しては自信満々な一同も、今回ばかりはいまいち自信がもてなかった。
そして、次の瞬間、紬の携帯が鳴る。

「「「!!!」」」

「はい、もしもし斉藤!?」

紬はワンコールで電話に出る。緊張しているのか、声は上擦っている。
そして、斉藤執事の声が部屋に響く。

『お嬢様、おめでとうございます。大変すばらしい出来とのことで、デビューが決定いたしました』

数秒間の沈黙。

「「「「……やった〜〜〜っ!!」」」」


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