過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 12:49:50.70 ID:iNmol0qk0
かくして、彼女たちのデビューが決定した。
バンド名は『放課後ティータイム』。どこかの高校に所属する軽音部で、学業に影響が出ないように顔は非公開という設定だ。
録音、編集はすべて琴吹グループの暗部関係者が行い、彼女たちがどこの誰なのかという情報はレコード会社の社員ですら知らない。
キーボード担当のMugiの正体が社長令嬢の琴吹紬であるということすら、である。

以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 12:51:57.56 ID:iNmol0qk0
そしてその活躍は、この人物にも知れるところとなる。

『ちょっとあんたたち! 何勝手にデビューしてるのよ!? 自分たちが秘密組織だってこと、わかってるの!?』

律の携帯から怒号が響く。
以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 12:54:47.03 ID:iNmol0qk0
一同が訪れた楽器店のCD売り場は、放課後ティータイム一色だった。
店内には彼女たちのデビュー曲が繰り返し流れている。
売り上げ一位、二位の棚には「オススメ」のポップとともに大量のCDが置かれていた――はずだったが、
もう半分近くなくなっている。いまだに売れ行きは好調なようだ。
さらに雑誌のコーナーには、放課後ティータイムを特集した雑誌が早速登場していた。
以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 12:55:45.98 ID:iNmol0qk0
「あっ、見てみてみんな! あの子、CD買ってくれそうだよ!」

唯が指し示す方向を見ると、ギターを背負ったツインテールの少女が放課後ティータイムのCDを手にとって眺めていた。

「ちっちゃいくてかわいい子だねえ……中学生ぐらいかな?」
以下略



96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/26(日) 12:58:36.75 ID:iNmol0qk0
#4 新メンバー!


それから数ヶ月後。時は春。

以下略



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/26(日) 13:01:43.14 ID:iNmol0qk0
音楽室の前にいた二人の生徒は困惑の表情を浮かべていた。

「あっれ〜、誰もいないや。やっぱなくなっちゃったのかな〜?」

「うーん、勧誘してる先輩もいないし、チラシもないし、そうなんじゃないかなぁ」
以下略



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 13:02:30.17 ID:iNmol0qk0



ある日の放課後。
結局部活に入らなかったツインテールの少女が教室に一人佇んでいた。
以下略



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 13:04:51.54 ID:iNmol0qk0
ちょうどそのころ、廊下を歩いていた憂のもとへ、向こうから純が走ってきた。

「憂〜!」

「純ちゃん? ジャズ研行ったんじゃなかったの?」
以下略



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 13:08:22.42 ID:iNmol0qk0
それからしばらく、三人は自己紹介などを交え、梓の悩みについて聞いていた。
レベル4の『空中回路』という能力を持つ梓は、電子機器がなくても空気中にそれを再現できるだけでなく、
半径10メートル以内の電子機器の回路を認識し、遠隔操作することもできる、電子機器のエキスパート。
それゆえ音響関係の機材には非常に詳しく、もともとのギターの技術の高さもあいまって、かなりレベルの高いギタリストであった。

以下略



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 13:11:02.73 ID:iNmol0qk0
「うう〜……そんなんじゃないってば」

「憂の料理、すんごくおいしいんだよ? 家事は完璧、しかもレベル5! こんな完璧な嫁なかなかいないよ」

「……レベル、5?」
以下略



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 13:12:42.25 ID:iNmol0qk0



帰宅した梓は、放課後ティータイムの曲を聴きながらぼーっとしていた。
今日はレベル5の友人ができたというイベントはあったものの、結局、悩みは解決していない。
以下略



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