34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 21:09:23.89 ID:NzZfbvjxo
唯「おやすみ憂」
――
寝室のベッドの上ではあずにゃんが気持ちよさそうな寝息を立てて熟睡している。
あずにゃんが亡くなってからはその広さを持て余していたダブルサイズのベッドだったけど、今はその広さを持て余す事無く機能していた。
唯「……あずにゃん、ぐっすり寝てるね」
梓「Zzz……」
唯「可愛い寝顔だなぁ……またこうやってあずにゃんの顔が見れるなんて私何て言ったらいいか……」
私は起こさないようにそっとあずにゃんの頬を触ってみた。
柔らかい肌の感触がして、手に体温の温かみが伝わってくる。
唯「間違いない、ちゃんと生きてる。あずにゃんは幽霊なんかじゃない、ちゃんと今生きている人間だよ」
唯「そっくりさんでもないし、この私が間違える訳ないもん」
――出来るなら……もう1度、あの子に会いたい。
1度でいいから会って、話がしたい――
私はあの時確かにこう願った。
まさか本当に願いが叶うなんてね、正直びっくりかも。
ただし今迄過ごしてきた記憶は全部無くなっちゃってたけど……
でもそんな事はもうどうでもいい、今はただ帰ってきてくれた事を神様に感謝しないとね。
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