過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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551: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/17(土) 11:45:22.15 ID:MAU9zp0O0
舞子だって、本当はとっくに自分みたいな人間とは関係ないはずなのに

邪火流「・・・敵の数はどれくらいだと思う」

さだのり「一人では流石に城を責めるには分が悪い」

邪火流「舞子を人質にしてもか」

さだのり「あぁ、だとすれば今回の相手は複数だ」

邪火流「・・・お前の帰還の噂を聞き付けて、急遽作られた部隊ってところか」

さだのり「いや、統率の取れた部隊なんかよりよっぽど質が悪い」

邪火流「・・・仲間意識なんて乏しいからな、手加減なんてしないで爆弾やら重火器やらぶっ放してくるだろうな」

さだのり「・・・二人一緒に行動するのはまずい」

邪火流「あぁ」

さだのり「・・・恐らく、城までの道にも見張りを配置しているはずだ」

邪火流「俺は西から、お前は東からでいいか」

さだのり「東からのほうがベッケンバウアーの野郎の部屋に近いぞ?舞子を助ける役目が欲しくないのか」

邪火流「王の部屋にいる可能性は高いが・・・なら、それだけ見張りも多いだろ」

さだのり「俺のほうが確実に敵をやれるってことか」

邪火流「・・・こっちは退路を確立させる、救出はお前に任せていいか」

さだのり「・・・救出、ねぇ」

邪火流と拳をぶつけてから、二手に分かれる

さだのり(だとしたらそれは間違いだな、相棒)

胸が躍る。久々にこの感覚を味わった

楽しみなわけではなく、怖いわけでも、面白いわけでも、悲しいわけでも嬉しいわけでもおぞましいわけでも憎いわけでも好きなわけでも嫌いなわけでもない

ただ、彼の中にある何かが解き放てるのだ、今この瞬間に



さだのり(これから始まるのは掃討戦だ、殺すための争いだ)








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