過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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597: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/29(木) 16:36:02.91 ID:YRuMpQ8a0


邪火流「くそ…聞いてないぞ、もう敵軍が攻撃を仕掛けてきやがった!!」

剣を握った手が自然と震える

武者震いでもなければ、恐怖からくるものでもない

ただ怒りによって、彼の手は震えている

ベッケンバウアー「全員に告ぐ、我々の目的は敵の殲滅ではない、自国の防衛ただそれだけじゃ」

「はっ!!」

ベッケンバウアー「…邪火流、お主に指揮を任せるぞ」

邪火流「はい」

ベッケンバウアー「…本来ならば、お主たちには自らの家族を守ってほしかった…これは訓練ではない、本当に主らの中から死人が出る」

「…そのようなことは、百も承知であります!」

「我々に出来ることは、我々だけに出来ることですから」

ベッケンバウアー「…すまぬ」

邪火流「…全員、剣は握ったか」

「はっ!」

邪火流「…銃も持ったか、苦手なものは手榴弾でも構わない」

「はっ!」

邪火流「…戦場に向かう覚悟は持ったか」

「はっ!」

邪火流「…殺す覚悟は」

「はっ!」

邪火流「…死ぬ覚悟は」

最後に、邪火流が眉をひそめて尋ねる

「もちろん!」

邪火流「…ならば行こう」

どこへ行くのだろうか

どこへ


邪火流「…これより、防衛戦を始める」





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