過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
1- 20
598: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/29(木) 16:48:52.70 ID:YRuMpQ8a0


瑠璃「舞子さん!!」

舞子「!瑠璃さん…」

舞子の家の扉が、突然開かれた

入ってきた女性は、舞子と似た黒髪の女性だ

瑠璃「よかった、みんな無事だったんですね…」

舞子「どうしたんですか…頬が汚れて…」

瑠璃「…街が、襲撃を受けました」

舞子「!」

瑠璃「ここも危険です、早く安全な場所に避難を…」

夏美「…お母さん…」

舞子「…えぇ、そうしましょう…」

荷物を纏める時間などない、ここから逃げなければならない



阿修羅「逃げる場所なんてないぞ」

瑠璃「!」

開いたドアの向こうから、男の声がした

舞子「あなたは…!」

阿修羅「…久しぶり…と言いたいがアンタにとっては俺はあんまりいいイメージではないか」

少し悲しげに笑いながら、青年はズカズカと家に上がる

舞子「…なぜここへ」

阿修羅「…アンタ達を守るつもりは別にないが、あの悪魔を誘き出す餌をここで失うわけにはいくまい」

それに、と阿修羅が続ける

阿修羅「…俺にはもう知り合いなんていない、アンタ達だけが俺と繋がりがあると言ってもいい…だから協力を願いに来た」

瑠璃「…協力?」

阿修羅「この国から逃げるか、それとも戦うか…どちらにしろ、一人というのはきついから」

夏美「あ、あの…」

阿修羅「…なんだ」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
935Res/920.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice