過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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761: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 18:36:20.82 ID:ppKeAdpk0
阿修羅「…この状況で、衛生兵が落ち着いて治療なんて出来る訳がねぇ…!!」

阿修羅は剣を構え、舞子から目を逸らす

庄太郎「!!お前、舞子さんを見捨てるつもりか!」
以下略



762: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 18:42:14.16 ID:ppKeAdpk0
「はっはぁ!!!いいねぇ、そーやって自分の大切な仲間、家族、友人、兄弟、!!そういうのを失っていく瞬間の顔ってのは、実に美しい!!額縁に入れて、どこかの美術館に飾ってやりたいねぇ!!題名は涙、ってのでどうだぁ!?」

阿修羅「…よく喋る男だな」

「いい気分だからなぁ、こういう時は話したくなるんだよ」
以下略



763: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 18:49:29.12 ID:ppKeAdpk0
「ほほーう、ってことは、上にいた俺の部下達をのして、その上ここまでのヤツらもぶっ倒した、と、そいつはすげぇなぁ」

拍手を送る男は、慌てている邪火流を嘲笑っているようだ

「…でもなぁ、医務室の占拠は無事完了しててなぁ、そこに行くまでにどうせそこの女は死ぬ」
以下略



764: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 21:01:30.72 ID:ppKeAdpk0

舞子「…どうして…?」

舞子を背中に背負ったさだのり、彼は何も語らない、彼はいつだってそうだ

以下略



765: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/19(火) 20:35:20.73 ID:szNbNZS80
さだのり「…それに」

地面を蹴れば、そこに転がった瓦礫や人の体の一部の感触が伝わってくる

その感触に、顔をしかめることさえしない
以下略



766: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/20(水) 08:13:08.67 ID:JZxGR/tC0
「ぐぁぁぁ!!」

「か、構うな!撃て撃て!!!」

引き金を引こうとする兵士達の腕を、次々とさだのりは薙ぐ
以下略



767: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/20(水) 15:31:54.49 ID:JZxGR/tC0

邪火流「…」

邪火流は、手元の剣を睨み付けていた

以下略



768: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/20(水) 15:52:26.80 ID:JZxGR/tC0
「はははは!!!おいおい、気づいてなかったか!?なぜ俺がお前と距離を取っていたかを、お前の射程圏内の距離を測るためだ、それさえ分かれば、俺は近づかなければいいだけの話じゃあねぇか!!」

邪火流「!」

庄太郎「邪火流、一回退け…」
以下略



769: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/20(水) 15:57:13.03 ID:JZxGR/tC0
瑠璃「!!お兄さん!!!」


庄太郎は咄嗟に駆け出した

以下略



770: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/20(水) 16:01:58.82 ID:JZxGR/tC0
ツカツカと歩いた男は、庄太郎の体を見下ろした

かろうじて息はあるようだが、もう内臓も、筋肉も、皮膚もグチャグチャだ

苦しそうな表情から、段々と生気が失われるのは当然だろう
以下略



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