過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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818: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/11(水) 16:05:36.59 ID:8Zi1xcVn0

さだのり「…」

「…」

雫「…」

車両は本拠地のすぐ近くに迫っていた

もうすぐ、邪火流達と合流することも出来るだろう

だが、三人は何も話すことが出来なかった

幼い雫は、さだのりと運転手の暗い表情を見て何か不安そうな顔をしている

さだのり「…運転手」

「…はい」

さだのり「…お前は、この国の方法に誇りを持ってるか?」

「…持っています、我々は…その方法を、いつか必ず実らせてみます」

さだのり「…」

遠い日には、そんな平和的な解決なんて考えたことがなかった

あの、友達が死んでいった日々には


「…さだのりさん、到着しました…」

さだのり「…行こう、あの状況を報告できるのは俺達だけだ」

「…はい」

重い足取りで、三人が歩く

さだのり(…誇り…か)



邪火流「…!!さだのり!!」

さだのり「…よぉ」

建物の中の遺体は、ほとんどが片づけられていた

外に布を掛けられて並べられている、不気味な光景だ

さだのり「…相当…数が減ったな」

邪火流「…あぁ…」

さだのり「…舞子はどうなんだ」

邪火流「…大丈夫、少し貧血気味だが命に別状はないさ」

さだのり「そうか、よかった」





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