44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/24(日) 13:02:01.48 ID:ZIgObo9p0
控え室に戻り、折り畳み椅子に腰かけた瞬間
梓「ふぅ〜」
緊張から解放されたせいか、思わず大きな息を吐きました。
そんな私を先輩たちが囲んでいます。
律・澪「梓」
紬「梓ちゃん」
唯「あずにゃん」
一同「お疲れ〜」
唯先輩は私の肩を揉んでいます(もちろん冗談で)。
律先輩、澪先輩、ムギ先輩はただニコニコとしています。
律「いやあ〜、梓って本当にギターが上手いんだなぁ〜」
澪「本当だよ。リハの時も凄かったけど、本番は凄いとしか言えなかったよ」
紬「梓ちゃんって、ちっちゃくて可愛いのにどこからあんなパワーが出てくるのかしら?」
唯「本当だよ!!今日のあずにゃんは格好よかったよ」
先輩たちは手放しで私を褒めてくれます。
でも、私がそんな演奏ができたのは先輩たちのサポートがあったからですよ。
律先輩と澪先輩のドラムスとベースは疾走感も開放感も自在に表現でき、
ムギ先輩のキーボードはいつも通りに控えめながら、全体のバランスを考えて私のソロに負けないソロを展開してくれたし。
唯先輩のスキャットは絶対音感の賜です。
そんな唯先輩の才能を際立たせる方法を知っているのが澪先輩とムギ先輩。
梓(お父さん達の才能は凄いことは知っているけど、先輩たちはそれに負けないくらい凄い!!)
梓(こんな人たちが間近にいるなんて...)
梓(私って幸せなんだなぁ〜)
そんな思いを知ってか知らずか、才能をひけらかすことのない先輩達。
先輩たちは部室に集まってティータイムを楽しめるだけで十分なんでしょう。
梓(気負わないからこそ生まれる音楽ってあるんだなぁ〜)
最初はのんびりとしすぎた部室の雰囲気が嫌だったけど、いつの間にか慣れてしまい。
今は、そののんびりさが生み出す「楽しさ&素晴らしさ」を実感してます。
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