559:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 20:18:52.79 ID:uPuC0Jn70
「あんたにひとつ、教えとくことがあるの」
開口一番、美琴が単刀直入に切り出した。ミサカネットワークは切っておいてね? との御願いと一緒に。
560:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 20:27:51.91 ID:uPuC0Jn70
「……あんたが、あいつのこと、好きだったのは解ってる。あいつは、あんたを命がけで救ったんだもの。
命の恩人への思いが、愛情に変わるのは当たり前よね。
561:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 20:48:36.44 ID:uPuC0Jn70
美琴は学園都市にいる4人の妹達<シスターズ>のメンバーを思う。
ミーハーな19090号。
562:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 21:09:58.46 ID:uPuC0Jn70
「お姉様<オリジナル>はそこまで人生設計を進めていらっしゃるのですか?」
「あはは、止めてよ、まだ頭の中だけよ? まだ口約束の段階だもの、結納とかさ、なんかいろいろ難しいことあるのよ」
563:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 21:20:36.41 ID:uPuC0Jn70
「そ、そうなのですか?」
「うん。昨日、あいつを実家に連れて行って、その場で決まっちゃった。
564:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 21:24:46.88 ID:uPuC0Jn70
再び、場面は最初に戻る。
ただ、話が止まってしまった彼女らは、第八学区にある談話室「瀧本」を出て、今は小さな緑化公園にいた。
565:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 21:26:56.97 ID:uPuC0Jn70
「前にも言っていましたね。何故検体番号10039号はこのミサカが羨ましいのですか?」
御坂妹が静かに問いかける。
566:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 21:33:01.26 ID:uPuC0Jn70
御坂妹は走る。
567:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 21:37:33.24 ID:uPuC0Jn70
今まで、ひたすら純に、不器用に当麻を思い続けてきた御坂妹。
そして今、彼女の頭の中は、ただひとつ。
568:LX[saga sage]
2012/03/04(日) 21:47:54.89 ID:uPuC0Jn70
>>1です。
本日投稿分は以上です。
今回、第10031次実験において10039号が処理班にいたこと、その次の第10032次実験において、10032号の遺体の処理は10038号と10039号だった、という独自設定を設けております。
1002Res/1293.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。