過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
1- 20
241: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/09/12(月) 22:23:14.75 ID:RVUZnj2uo

廃墟、路地裏、交通量の多い交差点……ドイルは魔女の好みそうな場所をしらみつぶしに探していた。
しかし、ドイルのソウルジェムに反応は無い。

ドイル(チッ、今日はハズレかな)

そう思い路地裏を歩いていると悲鳴が聞こえた。甲高い、少女の声であった。
次いで破裂音が耳を衝いた。発砲音だと気付いた。

ドイル(かなり近いッ!北西、30メートルほどか)

音がした方向を向き、ドイルは口角を上げてつぶやく。

ドイル「面白そうじゃないか」

言い終わるや否や、ドイルは音の元に駆ける。
現場にたどり着いたときには、既に犯人は逃走していた。

ドイル(人の気配は……しない。かわりに血と硝煙の臭いは漂っているが)

匂いの元に足を進めると、人が倒れているのを発見した。
バイタルサインを測定(はか)らずとも、死んでいることが理解(わか)る。

ドイル(頭部と腹部に一発ずつ……驚いたな、うちの制服じゃないか)

死体が着ていたそれは、間違えなく見滝原中学校の制服であった。

ドイル(血で顔が汚れてよく解らねえが……俺の知り合いではないな)

中肉中背、見滝原の制服、―――そしてミディアムほどの黒髪、ドイルの知り合いにこのような少女は居ない。

ドイル(どうやら……“犯人”には逃げられたかな)

 骨折りだなと思い、ドイルは立ち上がる。
 現場をはなれようと死体に背を向けた瞬間、殺気を叩きつけられた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
301Res/149.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice