過去ログ - 僕はいつだって卑劣だ
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/07/11(月) 11:04:46.93 ID:pw75EXkAO
オリジナル
よくあるバトルもののラノベみたいな感じ
兵器もの主体で異能力ものを少し混ぜた感じ
厨二街道まっしぐら
人によっては胸糞悪いかも
奇を衒い過ぎて逆に王道になる可能性大
不定期行進、スーパー冨樫


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/07/11(月) 11:05:51.90 ID:pw75EXkAO
 名残を惜しまれながら散っていった桜が春の終わりを告げようとしている五月。
 多々良 鋼介(タタラ コウスケ)は苛立ちを露にしながら並木道を歩いていた。
彼の身に何かがあったわけではない。厳密に言えばあったのかもしれないがそれは昨日の晩に爪を切っていて深爪をしたとか、今朝作ったハムエッグが少し焦げていたとか、何ということもない些事でしかないだろう。

「ああ苛つく、苛々する……」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/07/11(月) 11:06:37.48 ID:pw75EXkAO
 小柄な体躯、ホックまできっちりと締めた学ラン。更に短めの黒髪と銀縁眼鏡が相俟って彼を外見から判断する者は皆口を揃えてこう言う。
 凛々しい、誠実だ、真面目だ、勤勉だ、優秀だ。
 そのどれもを下らない、と彼は一蹴する。
 ふしだらで、卑劣で、不真面目で、怠惰で、欠陥で在り続ける彼だからこそ多々良 鋼介は捻くれた子供のように周りの評価と正反対で在り続けた。
 狂気を演じる奇術師や狂言回しなどではない。
以下略



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