過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:03:49.47 ID:5blvEuBDo



 #2

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:07:09.12 ID:5blvEuBDo


 N町
総人口2000名弱(予定)
標高……たしか千数百メートルに位置する街
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:09:20.08 ID:5blvEuBDo

「ひいらぎー、気をつけろよなー私は友達が人殺しなんてそんなのイヤだからなー」
「さっきのはしょうがないでしょ……大体、お金出すの私なんだからね。ああもうヘコむー……」
「おっ、車の凹みと心のヘコみをかけてんのかーやるじゃんひいらぎー」
「くさかべえええぇぇぇ!」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:11:38.10 ID:5blvEuBDo

 壁に突入してから霧の深さは進むほどに濃密になっていき、
今では車を走らせているメインストリートの両端が霞んで見えるほどだ。
(片側二車線のしっかりした道路だから、結構な幅はあるのだけれど)

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:14:05.63 ID:5blvEuBDo

 かるーく答えて車を路肩に停め、パンフレットを広げて地図を眺める。

「それより、ちょっとホテルの前にスタンド寄ってきたいからそっち見てもらってていい?」

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:16:33.12 ID:5blvEuBDo

 ほどなくガソリンスタンドを見つけ、車で乗り入れる。

 ヘッドライトを浴びて霧の向こうに浮かび上がるそこは、さながらヨーロッパの映画から飛び出したような外観だった。
さすが”西洋の街並み”と言ったところだろうか。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:17:31.51 ID:5blvEuBDo


…………

…………
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:19:11.71 ID:5blvEuBDo

「あーもう! まさかホントに営業してないの?」
「うーん……私達に気づいてないんじゃないのかな?」
「かもなー、そんじゃいっちょ呼び出してくっかー」

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:22:13.91 ID:5blvEuBDo


 それから、峰岸と話すこと数分が経った。
歩いて十秒かからない距離だろうに、日下部は帰ってこない。

以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:24:23.57 ID:5blvEuBDo

 ゆっくりと外に出て辺りを見回し、車の鍵を閉める。
8月だというのに、ここの気候は半袖では肌寒いくらいだ。
標高のせいか霧のせいか……なんとなく、後者だとは思うのだけれど。

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:28:44.16 ID:5blvEuBDo

 会話は無かった。
峰岸は押し黙って私に寄り添うようにしている。
私も黙って事務所のドアノブに手をかける。
掌から冷気が流れ込み、冷たい血液が体内を駆け巡った。
以下略



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