過去ログ - 上条「……お前のことが心配だからに決まってるだろ」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/07/18(月) 18:45:05.54 ID:QPD93zZZ0


そして放課後、補習を受けるために上条は一人教室に残っていた、珍しく土御門と青髪の姿がないが、理由は単純で本日の補習担当が月詠先生ではないからである。

暦も10月に入り日が沈むのが早くなったからか、既に外はうっすらと紅く染まってきている。

(こんな時間に一人って物凄く空しいよな…先生早くこね―かな…さっさと帰りたいし)

夕焼けが射す教室に一人というのは、なんというか凄くノスタルジックな気分になるものである。

一人でボーっとしてても仕方ないのでとりあえず、上条はこれまでの事を考える。

(神の右席…テッラもヴェントもとんでもない奴だった…あんなのが後二人もいる…それに…)

9・30事件…前方のヴェントを倒した上条の前に現れた筋骨隆々とした男後方のアックア、彼は聖人であるとも言っていた。

聖人の凄さは神裂の戦いぶりを見て上条も重々承知している、あれはまさしく化け物だ、相対すれば間違いなく無事では済まない

土御門はあまり気にするなとは言っていたが、それでも自分だけ蚊帳の外というわけにはいかないだろう。

そんな風に思考をまわしていると不意に後ろから声がかかった。

「あんれ〜?かみじょーくん、なんでここにー?って補習に決まってるか私もだし」

と、一人で喋って一人で納得している。

                  ・・・・・・・
上条は後ろを振り向きその見慣れない友人に向かって答える。

「お前のその自己完結っぷりは相変わらずだな…紅月」


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