過去ログ - 【ポケモンSS】タイトルは決まっている
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29: ◆.Br/vY/Hx.[sage]
2011/07/22(金) 02:35:18.90 ID:lvNVTI/v0
第1話

数年後……

 
 ここはトキワシティ郊外、数年前から活性化しだしたこの町にはポケモン従事者を育成する学校がある。
 トレーナー、研究者、コーディネーター様々なポケモンのエキスパートになる為に学ぶ学校。
 トキワの森の一部を切り崩し建設された膨大な面積を誇るこの学校は、今やトキワシティの名物となっている。

「行きなさいっ!! ガーディ」
「頑張ってね、ミニリュウ」

 校内に備え付けられている対戦用のバトルフィールド、ポケモンバトルも授業の一環である。
 
「ガーディ! 体当たり!!」

 こちらの炎ポケモン"ガーディ"使う強気な目元が特徴的な赤髪の女の子。
 腕を組み颯爽と構え不敵な笑みを見せる。それは、勝利の確信に近いものを感じさせる。
 
「あぁ、ミニリュウ……」

 ガーディの勢いある一撃を受け弾き飛ばされるミニリュウを両手で受け止めてキャッチする紫髪の少女。
 彼女の名はシズク。理由あって、この学校に通っている特に目的も無い……悪い言葉で言えば落ちこぼれの生徒。

「ミニリュウ、ダウン!! シズクさん次のポケモンを」

 審判をしている女の先生が、手持ちのボードに何かを書きながらシズクに指示を出す。
 それに対し、少し困った顔で腰に掛る服を少し捲り上げ、ベルトを見せるシズク。

「私、ポケモン3匹しか居ないんで……もぅ負けでいいです」

 今日の授業は4対4という設定で行われていた。先生は小さく頷いて了承すると、またボードに何かを書き加える。
 対戦相手の女の子を指して勝利のコールをする。しかし、その相手の女の子は何処か不服そうな顔をしている。
 シズクはミニリュウをボールに収めると、すぐにそのバトルフィールドのある教室から出て行ってしまう。

(お疲れミニリュウ)

 廊下に出て水道の前、蛇口を一気にひねって溢れ出る水で顔を洗い流す。
 後を追うように先ほどの対戦相手の女の子が、教室を出てシズクの元へと駆け寄ってくる。

「ちょっと……あなたッ!」
「?」

 タオルで顔を拭きながら頭をあげるシズク、急に呼ばれた事に驚き困る感じの表情。
 視線の先には、力の籠った感じで怒った顔をしている対戦相手の女の子。

「ルリカ……さん?」
「ルリカさん?じゃないわよ! さっきの戦い、私を舐めてますの? 技の指示も出さずにボーッとして」
「私だって、アンタじゃありません。シズクです」

 興味のなさそうな冷めた視線に、答えになっていない返事。
 そう言ってタオルを畳んで手にかけると、すぐにルリカに背を向けてその場を去ってしまう。
 気に入らないという感じの表情を見せるルリカであったが「フンッ」と振り返って元の部屋へと戻って行く。


続く…


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