169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/08/08(月) 21:19:03.41 ID:2eZc6/4r0
澪「無茶言うなよ」
律「でも、頭をサッサと倒した方がいいだろ?」
紬「そこまで行くのが大変よ。シルフカンパニーはヤマブキシティの中央にあるし」
澪「それまでに上空のあの2匹やロケット団を倒していかなくちゃいけないし」
律「ロケット団員をいちいち相手にする必要もないだろ」
澪「それはそうだが……」
律「上の2匹だって、他が囮になれば、その間に潜入できるから問題ないしな」
紬「結構厳しい気がするけど……」
律「とにかく!!このままじゃ、埒が明かない」
澪「それはそうだけど、このままこう着状態が続けばあの2匹の体力も尽きてくる。そこをつけば、もっと楽に勝てるんじゃないか?」
ムギ「ジムリーダーの人もそう考えてるわ」
ゆい「駄目だよ!」
突然、大きな声を出す、ゆい先輩。
澪「何が駄目なんだ、ゆい」
ゆい「それじゃ、犠牲になる人とかがたくさん出るよ」
澪「ただ、こう着状態を続けるわけじゃない。そうならないように守るようにする」
紬「こうやってジムリーダーの人達が戦っているのも、早く体力が無くなるようにするためよ」
ゆい「でもでも、建物とかは?」
澪「この騒動が治まってから、復興できる。命には代えられないしな」
ゆい「……う〜」
ゆい先輩はまだ、何かを言いたそうに口をつぐみます。
梓「……ですが」
私は一呼吸おいて、言います。
梓「敵はそんなことを許すでしょうか」
紬「どういうこと?」
梓「敵がファイヤーやフリーザーの体力が尽きるまで、何の対策もしてないこともないと思うんですけど」
澪「たしかに。だけど、あの様子を見るとロケット団にあのポケモン達を完全にコントロールし切れてない。だから、対策をしようもないだろ。命令も聞かないんだから。ボールに戻したら、こっちのチャンスのわけだし」
澪先輩の言うことも分かります。ですが、私は一抹の不安を感じていました。今は闇雲に暴れているあの2匹が、もしあの2匹を完全にコントロールできるトレーナーが現れたら、どんな被害が起きるのかと。
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