191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/08/12(金) 20:46:28.88 ID:CBnLOVZ30
ある日の下校途中にトランセルを持った男の子達がいた。
男の子A「トランセルの中身ってどうなってるんだろうな」
男の子B「ちょっと、見てみようぜ」
私の近くでそんなことを語ってる男の子達。子供っていうのはある種大人よりも冷酷な部分があるからね。
トランセル「トランセル、セル」
トランセルは嫌だ、嫌だと体を震わせている。それでも、男の子達はかまわずに、カッターでトランセルの体を傷つける。
男の子C「うえー、気持ち悪い。捨てちまおうぜ」
そして、死体となったトランセルを置いて、どこかに行ってしまった。私がそれを見ていると、今度は女の子達が来た。1人はもう下校していたのか、ガーディを連れていた。そして、トランセルを見て、
女の子A「うえー、気持ち悪い」
女の子B「こんなポケモン、いなくてもいいのにね」
そんなことを言い合っていた。
曽我部(可哀想とか、そんな感覚はないのかな?)
今にして思えば、逆にその子達の感覚の方が正しいかもしれない。でも、その当時の私にとってはそんな疑問を持った。
女の子C「こんなの燃やしちゃおうよ。ガーディー、ひのこよ」
その命令にガーディーは躊躇した。それはそうでしょうね。同じポケモンをバトルじゃなく、しかも、死んでるのに技を出せと命令したんだから。
女の子C「どうしたの?ちゃんと、やらないとご飯抜きよ」
その言葉に、ガーディーは躊躇しつつも、口から炎を出し、トランセルを燃やした。
女の子C「よしよし。よくやったよ」
女の子A「いい子だね」
ガーディーは女の子達に褒められてたけど、まったく嬉しそうじゃなかった。そんなことをしている人達と友達というか、学校だけの付き合いもしたくなかった。
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