35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/28(木) 23:22:33.10 ID:ZF01CXpGo
 だが。 
 「神谷活心流は――」 
 薫は立ち向かう。 
 「神谷活心流は――幕末の動乱を生きてきた私の父が、明治になって開いた流儀」 
 赤に青が立ち向かう。 
 「父は殺人剣をよしとせず『人を活かす剣』を志に、この十年一途に頑張ってきたわ」 
 もう崩れそうだ、死にそうだ。 
 「どもそんな父も警視庁抜刀隊の一員として半年前の西南戦争にかりだされ、自分の志と大きくかけ離れた所でこの世を去ってしまった」 
 けど、倒れない。 
 「奴は――『人斬り抜刀斎』を名乗るあの男は、父の神谷活心流の名で既に十名を超える死傷者を出している……」 
 それは曲げられない信念だから―― 
 「父の残した流儀が!!」 
 さながら―― 
 「活人剣を理想とする神谷活心流が殺人剣に汚されて!!」 
 剣のような。 
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