過去ログ - マミ「もう何も怖かねぇ!」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/07/25(月) 18:03:16.65 ID:f3T3l2o10


カフェにはゆま一人だけが同行し、カフェの外でさやかが待機するという形になった。
三人まとめてほむらの時間停止魔法に巻き込まれることへの対策だかなんだか。


ほむらは、さっき杏子に言われたばかりの杏子の台詞を思い出していた。

(いっとくが時間なんか止めたってムダだかんな。まどかってヤツの居場所が分からないのに時間とめても
どうしようもないだろ?時間止めていればアタシたちの誰かかが気づく。その時点で織莉子に連絡がいってシメーだ)



あれこれ考えてるうち、ほむらとゆまの二人はカフェの入り口をくぐった。


カフェの店員が二人を席へ案内するとき、マニュアル的な質問をされた。

「手荷物はございますか?」

店員に聞かれ、ほむらは答えた。「いえ…これだけよ」”これ”といって幼女も同然のゆまを手で示す。


すると先に座席についたゆまが、ほむらに対して明らかな不快感を示し顔を近づけると告げた。

「今度余計なことを言うと口を縫い合わすぞ」

”これ”扱いされたことがよほど、ゆまにとって気に障ったらしい。

「……」

忠告を受けたほむらが無言でゆまの隣に座ったが、仕方なしにアイスコーヒーを二人分注文してやる。

こんな調子で、ほむらは大人しく杏子たちの指示に従っているように見えた。
が、実は脱出の機会を密かに狙っていた。


それにも気づかず、ゆまはカフェのメニューに目を通し始める。


するとほむらは、ゆまの顔面をいきなり肘で突付いた。

「がぅっ!」仰け反ったゆまの首を腕に包み込むと、ゴリっと首の骨を捻じ曲げる。

一瞬の出来事だった。

気絶したゆまはぐったりと背もたれにかかり、もう動かなくなった。

そのあとで、ほむらはこっそりとゆまの魂ともいえるソウルジェムの指輪を手に盗み取る。



注文したアイスコーヒーが届くと、ドリンクを運んできた店員をほむらは呼び止めた。

「ごめんなさい。頼みがあるのだけれど、この子を起こさないであげほしいの。魂抜けるほど疲れたみたい」

そうとだけ店員に告げるとほむらはアイスコーヒーを飲み干し、カフェをあとにした。



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