過去ログ - マミ「もう何も怖かねぇ!」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/07/24(日) 16:29:52.39 ID:cCeqzXxK0


鹿目一家に、危機が忍び寄っていた。
繰り返された時間のなかでも、これまでになかったような、恐ろしい悲劇が。

母と一緒に、洗面台で身支度をしていたまどかは、まだ身に迫るその危機に気づいていない。


まどかは、鏡の前で赤いリボンを髪に結びながら、学校へ出かける準備をしていたし、
その隣で母親はまだメイクをしている。


まさか父親が死体となって道路に横たわっていようとは思いもしていない。


だが、残された家族の二人にも脅威の手は伸び始めていたのだ。


聞こえてくるヘリコプターの、空でプロペラのはためく音。

日常生活の中でも、それは時折耳にする音ではあったが、今回は何かが変だ。



あまりにも音が近い。

近いのに、それがまだどんどん接近してくる。


まるで、今にもヘリコプターが目の前に現れそうな…。


ガシャァン!


大きな破裂音が轟いた。

鹿目宅の洗面台の部屋のガラスが、いきなり木っ端微塵にに割れた。
部屋にパラパラとガラスの雨が降りそぞき、衝撃の揺らす地鳴りに思わずまどかはその床に身を伏せた。


「きゃああ!!なに!!?」あまりのことにまどかの驚きの声があげる。


広い洗面台のガラスの部屋に、一台のヘリコプターが突っ込んできていた。

部屋のなかで、ヘリのプロペラは高速で回転を続け、強風を振りまいてガラスの破片を散らしている。


そのヘリコプターの機内から一人の金髪の巻き髪の少女が、近世風の女性衣装を身にまとって部屋に降りてきた。



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