155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:03:17.52 ID:PNdIIEYCo
ふーっと、勢いよく息を吐きだし、ムギはローソクの火を消す。
―――なあムギ、お前がやりたかったパーティーって…きっとこう言う、どこの家庭でも普通にやる、そんなパーティーの事なんだよな。
これぐらいだったらさ、私達に言ってくれれば、いくらだってやってやれるよ。
156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:04:04.49 ID:PNdIIEYCo
私はまず和に振る。
和「ええ…はい、どうぞ」
紬「わぁ…これは…?」
157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:05:33.35 ID:PNdIIEYCo
さわ子「私はこれよ、みんなで遊べる物が良いと思ってねぇ」
さわちゃんが革のカバンを取り出す、ジャラジャラとした音を立てて出てきたそれは、おおよそ女子高生には馴染みが薄い物で…。
律「って……これ麻雀牌じゃん! アンタはオヤジかっ!」
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:07:06.85 ID:PNdIIEYCo
――――――――――
さわ子「ねえねえムギちゃん、あの宝石、少しだけ触らせてもらっていいかしら…?」
紬「ええ、ふふっ、どうぞー」
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:08:03.13 ID:PNdIIEYCo
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梓「でもでも、あの時のムギ先輩かっこよかったです!」
律「あんな強そうなSPの腕を掴んで『彼女を離しなさい』だもんなぁ…なんていうか、覚醒したってああいう事を言うんだろうなぁ」
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:09:07.30 ID:PNdIIEYCo
平沢邸 門前
声「…………あははっっ! ムギ腕相撲強すぎーっ!!」
声「っくぅ…教師魂舐めんじゃないわよー!」
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:10:15.04 ID:PNdIIEYCo
斎藤「………どうぞ」
紬母「…斎藤……?」
斎藤「ここは、是非奥様の口より…お伝えください…」
162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:11:32.30 ID:PNdIIEYCo
紬『お母様……』
紬母「もうその呼び方も止しましょ…昔のように、ママと呼んでくれて良いのよ…」
紬『お母……いえ……ママ……』
163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:12:06.53 ID:PNdIIEYCo
紬母「ねぇ斎藤……私は、紬の母として、立派だったのかしら…?」
斎藤「私めにはなんとも……ですが、今の奥様と旦那様がいてくれたからこそ…紬お嬢様はかのように、立派なお友達に巡り会えたものだと思っております」
斎藤「それに…私も琴吹家に仕えて10数年…今日ほど涙ぐましい事はございませんでした……。 今宵は18年前…そう、紬お嬢様が御生まれになられた時よりも、感動しておりますよ…」
164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 21:12:43.43 ID:PNdIIEYCo
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深夜 平沢邸
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