過去ログ - 勇者「……ハハッ。 ここまでか」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/07/25(月) 21:33:55.39 ID:98HSWio0o
王「……やはり、これは捨て置けぬな……」 
  
 伝令「失礼致します。 騎士殿が登城されました」 
  
 王「うむ。 通すがよい」 
  
 伝令「はっ」 
  
 男「男、王命により参じました」 
  
 王「参ったか。早速だが男、其方(そなた)に頼みたい事がある」 
  
 男「はっ、何なりと命じ下さい」 
  
 王「そう硬くなるな。事が事だけにコレは勅すことは出来ぬ」 
  
 男「……?」 
  
 王「故にこの話は内密で願いたい」 
  
 男「いえ、王の頼みとあらば私は……」 
  
 王「うむ、其方には苦労を掛けることになる、実は……」 
  
  
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/07/25(月) 21:37:17.54 ID:98HSWio0o
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/07/25(月) 21:41:07.44 ID:98HSWio0o
 女「こんにちは、女将さんいらっしゃいますか?」 
  
 女将「はーい、あら? 女ちゃんいらっしゃい」 
  
 女「お久しぶりです、女将さん」 
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/07/25(月) 21:45:39.84 ID:98HSWio0o
 女「……ふうっ。 男君はどうしてここにいるのでしょうか?」 
  
 男「ははは、それはお互い様だと思うよ、女」 
  
 女「それもそうですね。 ……実は、ここの女将さんと私は知り合いなんですよ」 
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/07/25(月) 21:49:30.66 ID:98HSWio0o
 女「……それで、久しぶりに会った幼馴染の男君は、何故、今は剣士なのでしょう?」 
  
 男「端的に言えば、僕は今騎士じゃない」 
  
 女(!) アセアセ 
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/07/25(月) 21:51:13.62 ID:98HSWio0o
 誤 − 男「ああ。 最悪の場合……抹[ピーーー]ることも視野に入れている」 
  
 正 − 男「ああ。 最悪の場合……抹殺することも視野に入れている」 
  
  
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/07/25(月) 21:53:54.01 ID:98HSWio0o
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 王「其方の騎士資格を一時剥奪する。 これからは剣士となるがよい」 
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/07/25(月) 21:58:08.09 ID:98HSWio0o
 男「……拝謁賜りました」 
  
 王「どう思う?」 
  
 男「どこも、ある時期だけ異常に治安が悪化しています」 
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/07/25(月) 22:04:51.35 ID:98HSWio0o
 誤 − 男「《勇者》とその同行者に従い、協力すること。 これに異を唱えた者を罰す」 
  
 正 − 男「何人も、《勇者》とその同行者に従い、協力せよ。 これに異を唱えた者を罰す」 
  
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/07/25(月) 22:06:06.32 ID:98HSWio0o
 王「確かに、あの雷呪は《勇者》の血筋で無ければ使えないだろう」 
  
 王「しかし、《勇者》の血筋の誰もが、常に高潔であると誰が保証するのであろう?」 
  
 男「陛下、それは……」 
11:つくね  ◆GC8Yph5hbiqT[sage saga]
2011/07/25(月) 22:11:12.72 ID:98HSWio0o
 はじめまして、SS投稿は初めてなので不慣れですがよろしくお願い致します。 
  
 こんな感じで進めていきたいと思いますが、どうでしょうか? 
 忌憚の無いご意見をお待ちしております。 
  
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2011/07/25(月) 22:14:41.81 ID:7sWHG2Rmo
 いいねぇ 
  
 期待してる(    *・ω・)ノ 
 がんばって 
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/25(月) 22:18:19.32 ID:yTHoGeyfo
 期待してるよ 
14:つくね  ◆GC8Yph5hbiqT[sage saga]
2011/07/25(月) 22:39:01.67 ID:98HSWio0o
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 女「……あの《勇者》様が……」 
15:つくね  ◆GC8Yph5hbiqT[sage saga]
2011/07/25(月) 22:39:42.66 ID:98HSWio0o
 >>12-13 
 ありがとうございます、できるだけがんばります。 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/25(月) 22:44:33.59 ID:/1xXefuC0
 >>15応援してるよ…… 
17:つくね  ◆GC8Yph5hbiqT[sage saga]
2011/07/25(月) 22:48:05.61 ID:98HSWio0o
 男「それにしても……」 
  
 女(?) 
  
 男「久しぶりだね、女。 僕が騎士見習いで城勤めするようになってからだから……」 
18:つくね  ◆GC8Yph5hbiqT[sage saga]
2011/07/25(月) 22:55:46.80 ID:98HSWio0o
 男「先ずは、情報収集。 その後は《勇者》のいるポイントに向けて移動しようと思う」 
  
 男「付近の町に着いたら、実態を把握するために再度情報収集を行う」 
  
 男「得られた情報を分析の上、司法判断をすることになる」 
19:つくね  ◆GC8Yph5hbiqT[sage saga]
2011/07/25(月) 23:00:29.83 ID:98HSWio0o
 男「さて、先ずは調査だ。 この街で調べられることは調べておこう」 
  
 男「《勇者》と相対するに当たって僕達に不足しているものは情報だ」 
  
 男「僕達が、《勇者》について識っていることは、あまりにも少な過ぎる」 
20:つくね  ◆GC8Yph5hbiqT[sage]
2011/07/25(月) 23:05:50.49 ID:98HSWio0o
 男「王がそうであったように《勇者》という名前だけで、僕達は何かに縛られてしまう 
  
 男「《魔王》すら凌げるかもしれない、と僕達は過度の期待を抱いてしまうんだ」 
  
 男「そして、《勇者》は絶対的な、何かとても凄いものと錯覚してしまう」 
21:つくね  ◆GC8Yph5hbiqT[sage saga]
2011/07/25(月) 23:07:06.47 ID:98HSWio0o
 今日はここまでです。 
 我ながら超遅筆ですね・・・orz 
  
 >>15 
 ありがとうございます。 
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