過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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(三重県)
[saga]
2011/07/27(水) 07:48:24.91 ID:E1NboJAP0
当麻「くっそ! どうすんだよ! このままじゃマミさんが!」
ほむら「ぬかったわね…上条当麻と共に行動していれば一定の信頼は得られると思ったのに」
当麻「どう考えてもオメーのキュウべぇ虐待が原因です本当にありがとうございましたー!」
ほむら「悪かったわね、こっちも必死だったのよ…ん、上条当麻。あなた、そのリボン…」
暁美が示した上条の右手付近は、微かにではあるが確かにリボンがほつれ、消えかけていた。
当麻「…お、『幻想殺し』は効いてるんだな」
ほむら「全速力でリボンを解除して、あなたは先に巴マミの救助に向かいなさい」
当麻「おまえはどうするんだよ、暁美」
ほむら「あなたのリボンの分解速度を見るに、私の分までやっていては間に合わないわ。私は自分でどうにかする」
当麻「……分かったよ!」
基本的にお人好しで事なかれ主義の彼は、過ぎた幸福は望まないし、周りの人間の幸せも望まない。
自らを偽善遣いと謳い、平穏な日常をこそ望む。
だがしかし、不幸な彼は、他人の不幸に敏感である。
自分の知り合いが不幸になる事は許さない。何度倒れても、自分がいくら不幸になっても、
自分以外は、絶対に不幸にしない。
それが、上条当麻である。
巴はいつも以上に軽快に、必要以上に全力で使い魔を蹴散らし、魔女を相手取っていた。
マスケット銃を無数に持ち出し、無数の弾丸で魔女を撃ち抜く。
マミ(身体が軽い――きっと、鹿目さんと美樹さんがいるからね)
マミ(もう私は一人ぼっちじゃない…そう考えるだけで、力が湧いてくる)
マミ(もう――何も、怖くない!)
マミ「決めるわよ…ティロ・フィナーレッ!」
爆音が、響く。
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