過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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90:1[saga]
2011/07/29(金) 22:06:10.96 ID:UzioilOY0
対照的に、巴は至って軽快に、至って順調に、使い魔を蹴散らしていく。
マスケット銃を撃ち、振り回し、うち捨て、普段通り、まるで出来の良い舞踊の如く、戦う。
だがしかしその内心は荒れに荒れて、とてもじゃないが平常心ではいられなかった。

マミ(暁美さんから真実を聞いて…あれ以来ずっと考えないようにしてきたけど)
以下略



91:1[saga]
2011/07/29(金) 22:09:10.98 ID:UzioilOY0
だがしかし、人魚の魔女は圧倒的だった。
魔女を殺さないように手加減をしている魔法少女達では、
暴走し力の制御も何もなく殺しにくる魔女に打ち勝てなかった。
結果、土御門は陣を築ききれず、魔法少女達は制圧されてしまった。

以下略



92:1[saga]
2011/07/29(金) 22:09:44.19 ID:UzioilOY0



少年「……信じてたぜ、恭介」

以下略



93:1[saga]
2011/07/29(金) 22:10:42.62 ID:UzioilOY0
そして、上条恭介は歩き出す。
美樹さやかを救うために。


オクタヴィア「NNAAAAAAWU!EEKUSUOYK!EEKUSUOYK!」
以下略



94:1[saga]
2011/07/29(金) 22:12:22.73 ID:UzioilOY0

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普段からずっと、あれ買いたいこれ買いたい、でも小遣いが足りないやーなんて騒いでたあの子が、
入院した僕のために決して安くはないCDをしょっちゅう届けてくれた。
以下略



95:1[saga]
2011/07/29(金) 22:13:26.47 ID:UzioilOY0

退院したばかりの身体は重く、本来なら松葉杖をついていなければならない足はまともに動かない。
それでも上条は、恐ろしい容貌の魔女に向かって走った。
思いを伝える為に。
思いを届ける為に。
以下略



96:1[saga]
2011/07/29(金) 22:14:28.73 ID:UzioilOY0


恭介「――そんな優しい幻想を、僕が創り出してみせる!」




97:1[saga]
2011/07/29(金) 22:16:14.42 ID:UzioilOY0
二人の少年は走る。
既に満身創痍で視界は霞み、頭はまともに働かない。
ふらつきながらも魔女の攻撃を掻い潜る。
想いを告げる為に。
想いを遂げる為に。
以下略



98:1[saga]
2011/07/29(金) 22:19:32.64 ID:UzioilOY0

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唐突だが、クラシック音楽の『癒し』について、知っているだろうか。
1/fのゆらぎだとか、リラックス効果があるとか、まあ諸説あるが、
以下略



99:1[saga]
2011/07/29(金) 22:23:54.62 ID:UzioilOY0
殺す力と創る力と呪う力が交錯し、辺りを光が包む。
光が止んだとき、そこにいたのは少年と、

上条恭介に抱きしめられて気を失っている、美樹さやかだった。

以下略



100:1[saga]
2011/07/29(金) 22:31:08.65 ID:UzioilOY0
第五章終わりです。
書いてる時はこの章長ぇなあオイ、とか思ってましたが、今回は実際に長かったですね。
まさか連投規制喰らうとは。

さて、警告した通り超展開でしたが、ぶっちゃけここ書きたくてこのSS書き始めました。
以下略



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