過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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432:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 18:58:15.73 ID:VbLv+hVIo

ステイル「僕には昔、いや今でも、自身の身に代えてでも護りたい大切な人がいる」

 脳裏に浮かぶのは、白い修道服姿の“あの子”。

以下略



433:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 18:58:42.69 ID:VbLv+hVIo

 太陽が身を沈め、あたり一面が赤く染まる夕暮れ時。
 学校をサボったさやかは杏子と共に、隣町にある古ぼけた教会の前にいた。

杏子「さて、と。着いたよ」
以下略



434:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 18:59:08.80 ID:VbLv+hVIo

 この教会が、かつて自分の父親の教会であったこと。

 その父親が、とても正直で優しい、良い人であったこと。

以下略



435:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 18:59:34.80 ID:VbLv+hVIo

杏子「あたしの祈りが、家族を壊しちまったんだ」

 杏子は言った。

以下略



436:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 19:00:00.75 ID:VbLv+hVIo

――あたしを、自分と、重ねているのだ。
 間違いを犯す前に、深く傷つく前に。
 地獄の底に沈んでしまう前に、助け出したいと、思ってくれているんだ。

以下略



437:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 19:00:26.96 ID:VbLv+hVIo

 そう。彼女が人のために祈り、それを後悔したのならば。

 さやかは見せてやらなければならない。

以下略



438:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 19:00:53.64 ID:VbLv+hVIo

 二人の会話を黙って屋根の上で聞いていた神裂は、ギリッ、と音が出るほど奥歯を噛んだ。
 なぜこうなってしまうのか。
 彼女達はただ、願っただけだというのに。
 生まれつき人の身に余る才能と幸運とをその身に宿した聖人は、しかし無力だった。
以下略



439:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 19:01:25.63 ID:VbLv+hVIo

――早朝 通学路

「この辺りにも貼っておくか……」

以下略



440:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 19:02:21.79 ID:VbLv+hVIo

 などと思考を働かせていると、視界に二人の少女が入ってきた。美樹さやかと志筑仁美だ。

まどか「さやかちゃんも仁美ちゃんもおはよー!」

以下略



441:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 19:02:48.50 ID:VbLv+hVIo

 ステイルの視線の先には、上条恭介の姿があった。

まどか「あ、上条君だ」

以下略



442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/04(木) 19:03:19.17 ID:VbLv+hVIo

――教室

中沢「上条、まだ腕治ってないんだろ? 良いのかよ出てきて」

以下略



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