過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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722:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 01:53:07.57 ID:eMOuDAa6o

――時刻は、真夜中の11時57分を回っている。

さやか「……」

以下略



723:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 01:53:43.32 ID:eMOuDAa6o

――時刻は、11時58分を回っている。

さやか「まっ、要するにチャンスはきちんと活かしなさいってことなのかな」

以下略



724:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 01:54:55.88 ID:eMOuDAa6o

杏子「やーっと見つけた。寝てんの?」

 杏子の声が、耳に届いたのは。

以下略



725:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 01:55:57.00 ID:eMOuDAa6o

――時刻は、11時から12時へと変わる。

 奇しくも、灰かぶり少女にかけられた魔法が効き目を失い、夢のような時間が終わりを告げる時。

以下略



726:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 01:57:16.11 ID:eMOuDAa6o

「――――さやかああああぁぁぁッ!!」

 服を汗で湿らせながら、王子様――上条恭介が、力の限り叫んだ。

以下略



727:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 01:58:19.73 ID:eMOuDAa6o



 そして彼女は、後悔することになる。

以下略



728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 01:59:19.88 ID:eMOuDAa6o

――立ち去る杏子の背を見ながら、さやかはぼーっとした頭を覚醒させて何が起こったかを再確認し始める。

 耳に届いたのは、思い焦がれる少年が自分の名を呼ぶ声。
 そんなはずはない。この場に彼がいるはずない。そんなことは分かりきっている。
以下略



729:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 01:59:46.61 ID:eMOuDAa6o

 恭介と肩を並べながら、さやかは何か喋ろうと頭の中で必死に言葉を探す。
 しかしさやかが言葉を見つけるよりも先に、恭介が口を開いた。

恭介「あー、さっきの子は?」
以下略



730:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 02:00:19.02 ID:eMOuDAa6o

恭介「でもさ。そういうのじゃないって僕は思うんだ」

恭介「僕が君に掛ける言葉は、もっとこう……うん」

以下略



731:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 02:00:56.87 ID:eMOuDAa6o

恭介「……みんなのところに帰ろう、さやか」

 とてもシンプルな言葉だった。
 さやかが期待していた言葉とは違っていたが、それでも彼女は嬉しかった。幸せだった。
以下略



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