過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
1- 20
824:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/28(日) 01:18:40.67 ID:Opl+aDL4o

――する前に、バキン! と、何かガラスのような物が砕ける音が鳴り響いた。
 その場にいた全員が、一斉に音がした方へと目を向ける。

恭介「これは……!」

 皆の視線を一身に受けながら、ホールに現れた上条恭介が唸り声を上げた。

まどか「上条くん!?」

ステイル「なぜ君がここにいる?」

恭介「ごめん、後できちんと謝るから……教えてくれ」

ステイル「何を……」

恭介「あそこにいるのが、さやかなのかい?」

 言葉に詰まったステイルが黙り込んだ。
 沈黙を肯定と受け取ったのだろう、恭介は杖をつきながらゆっくりと魔女に歩み寄っていく。
 それを阻むようにステイルが立ちふさがる。

ステイル「離れていろ。怪我人に出来ることはない」

恭介「そこをどいてくれ。僕はさやかに会いに来たんだ」

ステイル「ろくに体力も無いひ弱な一般人が、あまり調子に……?」

 ぐいっ、と。目の前にある戸を開けるように、簡単に。
 ろくに体力の残っていないはずの恭介が、30cm近く背の離れた大柄のステイルを“左手”で押しのけた。

ステイル「そんな力がどこに……?」

恭介「教えてくれ。さやかを救う方法は?」

 ステイルに背を向けて問いかける恭介の身体に、魔女の背後から放たれた車輪が襲い掛かる。
 それは普通の人間の動体視力の限界を超えた速度で彼の身に迫り――
 彼が杖を横薙ぎに振った。それだけであっさりと車輪が“砕け散った”。

ステイル「まさか……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/798.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice