過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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866:この辺りからステイルの呼び方が変化。深い意味は無い[saga]
2011/08/30(火) 02:06:37.66 ID:lyXJ21Kvo

――見滝原市 いつものボロアパート

ステイル「……さやかと恭介の間で何があったのかは、本人達の名誉のために伏せておくとして」

ほむら「おくとして?」

ステイル「……なにをやっているんだ、君達は」

 あの後報告や後始末で街中を駆け回ったステイルは目前に広がるのは、死屍累々――ではなく、
 すーすーぐーすかと寝息を立てる少年少女たちを見てこめかみに手を当てながらため息を吐いた。

ほむら「一度ここまで移動したでしょう? それから色々と談笑していたらこうなったのよ」

 なぜか置いてあるこたつの上になぜか置いてあるみかんの皮を剥きつつほむらが言った。
 その隣ではタオルケットを肩に掛けたまどかが、こたつに足を突っ込んだままテーブルに突っ伏して寝ている
 杏子は食べかけのみかんを握り締めたままなぜか壁に“下半身”を預けて逆立ちのような姿勢で寝ているし、
 さやかと恭介に至ってはこたつに足を突っ込んだまま互いに手を握って寝ていた。

ステイル「……僕は家の人に心配をかけないようすぐに解散しろと言ったはずなんだが」

ほむら「色々あったのよ」

ステイル「……はぁ」

 ふたたびため息を吐くと、ステイルはほむらの頭をポン、と撫でた。
 上目がちに、しかし非難めいた視線を送ってくるほむらを無視してステイルは玄関へと向かう。

ほむら「待ちなさい」 ヒュッ

ステイル「ん? おっと」 パシッ

 ほむらが何かを投げてきたので反射的に受け取る。
 手を開いてみると、ご丁寧に皮が剥かれたみかんがあった。。

ほむら「餞別よ。持って行きなさい」

ステイル「外に人を待たしてるだけだしそもそもこのみかんは僕が買い置きした物だ! まったく……」

 くすくす笑うほむらに背を向けると、ステイルは玄関を出た。



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