過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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868:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/30(火) 02:08:20.91 ID:lyXJ21Kvo

ステイル(……いや、確証が取れたことで行動の方針は決まったはずだ)

 しかし魔女を元に戻すことが可能という確証を得たイギリス清教はもう動き始めている。
 全力を挙げて魔法少女と魔女のシステムに干渉しうる方法を模索し、
 魔法少女に協力を申し出て解放する術を探している最中だとも聞いた。
 次期最大主教の彼女はともかく、彼の力を借りる必要は無いはずだ。

ステイル(……問題はワルプルギスの夜か)

 だがそのワルプルギスの夜も既に対策は講じてある。
 ここ数日まったく姿を現さない神裂火織の主な役目が、その対策を練ることだった。
 彼女は『未来を見通す』魔法少女に力を借りて、単身でワルプルギスの夜が出る場所を調査しているのだ。
 となれば、ここもクリア。

ステイル「……君の申し出はありがたいが、大丈夫だ。安心しておくれ」

「でも」

ステイル「いつだったか、僕らの違いは『成功したか否か』でしかないと言ったな」

 半年以上も前のことになる。
 少年と共にとある少女を助けに行った際の会話だ。
 その時の情景を思い出しているのだろう、彼は苦い顔をして俯いた。

ステイル「いまさらだが訂正しておこうと思ってね」

「え?」

ステイル「成功しようと、失敗しようと……君は今のように彼女の隣にいただろう」

「……ありがとな」

ステイル「礼を言う前に彼女をいたずらに巻き込まないことを心がけろ。それに……」

ステイル「今回世話になったのは僕の方だ。礼を言おう、ありがとう」

 珍しく礼を言ったステイルだが、言われた当人達はなぜか首を傾げている。

「んー、それはちょっと違うかも」

「ってか逆逆。お前らがいなかったらあの子を救えなかったんだよ」

ステイル「……どういうことだ?」



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