8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:49:33.17 ID:DNOa7QlF0
路地から踵を返そうとしたとき、バビル2世は不意な声に呼び止められる。
???「待ちなさい!! キュゥべえをどうしようというの!!」
歳の程は十四五といったところの少女が、制服姿のまま手に持った宝石から銃を出し、バビル2世を正確に狙っていた。
???「(何者なの……キュゥべえが見えているのだから……魔法少女、いえ、魔法少年??)」
バビル「ロデム、先に戻ってコイツをロプロスに届けろ」
ロデムは一瞬スライムのような不定形に戻り、白い生き物を包み込むと再び豹の姿に戻り、素早い動きでその場から姿を消した。
???「なっ!? (あの黒い豹……使い魔!? なら目の前にいるのは人の形をした魔女ということも)」
バビル「キュゥべえとはあの生き物の事か。使い魔、それに魔女とはなんだ?」
???「えっ……(まさか、私の心を読んで!?)」
常人には至ることのない発想。特異な能力を持ち、幾度も戦いを経験し、異常な世界に身を置く彼女だからこそ思い至った正しい答え。
あるいは、日ごろから様々な妄想で学校での時間を潰している彼女だからこそ至る答えか。
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