過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
1- 20
165: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/06(土) 22:55:02.83 ID:aZSRjLkro
「そンなもンお前……その辺に出店があるじゃねェか」

「お金は無いかも」

「お前上条の奴から食費もらってねェのかァ?」

そんな金有るわけないと思いながらも一方通行は尋ねる。

「ちょっとしたお弁当はもらったけど、もう食べちゃったかも」

やはりと言えばやはりなのだが、上条からもらった食料も既に消費済みらしい。
この返答を受けた一方通行は、少し考えるそぶりをしてから口を開いた。

「そりゃかもじゃなくて喰っちまったンだろォが……仕方ねェな」

財布から一枚の紙幣を取り出す。

―――野口さんだ。

インデックス矯正計画のその一歩目が、今踏みだされた。

「これで食えるだけ食って、それでも足りねェってなら草でも食ってろ」

紙幣の価値を食べ物の満腹具合で理解させた方が良いと考えた一方通行は、
インデックスに1000円だけ渡す。

どう考えても満腹には程遠いだろう。

しかし、インデックスがこうなった理由の一端を一方通行が担っているのだ。
上条家の家計のやりくりの大変さを理解させるために、敢えてあまり高くない額の金を渡した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
855Res/840.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice