過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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205: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/10(水) 08:29:18.13 ID:ZVqRrhcAo
・・・

魔術師が侵入している。
と言ったところで、大覇星祭をほっぽり出してそれを探す訳にはいかない。
周りにその事を悟らせてはならないのだから。

故に上条当麻と土御門元春は何事もなかったかのように、次なる競技に向かった。

競技は『男女混合大玉ころがし』。父兄参加型のとは違い、純粋に大玉を転がす競技である。
と言っても、能力使用は有りなのでその危険度は何倍にも跳ね上がるのだが。

競技が行われる喧騒に紛れ、上条と土御門は今後の方針について話し合っていた。
本来、『幻想殺し』を失った上条が魔術サイドのいざこざに関わらない方が身のためだ。

だがしかし、上条当麻の下にインデックスが居られるのは、
「上条当麻が幻想殺しを持ち、インデックスの保護者たりえる」からだ。

とはいえ、必ずしも幻想殺しを持っている必要はない。
インデックスの保護者足り得る実力さえ持っていればいいのだから。
故に上条は示さなければならないのだ、「力」を。

だが、上条にそのような思惑は無いだろう。

この街に住む友人に、インデックスに害が及ぶかもしれない。

動く理由はそれだけで十分だった。

「……そう言う訳だから、携帯を持っておいてほしいぜい」

「分かった……つか、インデックスは放っておいて良いのか?」

「ああ、それはな……「ぐああああ!?」」

上条の質問に土御門が答えようとするが、その瞬間唐突に上条の背後から衝撃が走った。

衝撃の正体は。

「コラ上条!ぼさっとしてるんじゃない!」

「最近はそうでも無かったけど。上条君。やっぱり君には女難の相が出ている」

後ろから追い上げてきた女子勢の大玉。
上条のクラスメイト達が、前を走っていた上条ごと巻き込んでそのまま先へと行ってしまった。

倒れ伏す上条に、同情を禁じ得ない。

「ふ、不幸だ……」

「……カミやんからそのセリフ、久々に聞いた気がするにゃー」


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